お知らせ

筋機能療法(MFT)とは、口腔周囲の筋肉の使い方のトレーニングのことを指します。


一定年齢以上になっても残っている指しゃぶりや、舌の癖などによって、顎の骨の成長に悪影響を与えたり、不正咬合が誘発されている場合、口腔周囲の筋肉の使い方のトレーニング、すなわち筋機能療法(MFT)を行なうことが、望ましいとされています。

指しゃぶり、ふだんから舌で前の歯を押すような癖、唇を咬む癖、物を飲み込む時に前歯を舌で強く押すような癖、口呼吸をしていたり、いつも口をポカンと開けている、といったようなことがある場合、長期間続くと、口のまわりの筋肉バランスが乱れ、咬み合わせや歯並びにも大きな悪影響を及ぼすだけでなく、矯正治療終了後に後戻りしてしまう恐れもあります。

ささき矯正歯科では、専門のトレーニングを受けた歯科衛生士が、筋機能訓練(略してMFT)を担当しています。

 【MFTトレーニングの目的】
  • 舌の筋肉の力を強める
  • 唇や頬、口のまわりの筋肉に力をつける
  • 正しい飲み込み方を覚える
  • トレーニングで覚えた舌の位置や唇の状態を保ち、習慣化

読書ささき矯正歯科日記『小顔とMFTと歯並びの関係♪』

MFT:ポスチャー MFT:スポットポジション

※エシックス、クリアライナー、アクアシステム、ホワイトワイヤー等に代表される、目立たない装置について説明します


【透明な矯正装置】


プラスチック製の透明な矯正装置透明なプラスチックシートの矯正装置
アクアシステムやクリアライナー、エシックスに代表されるプラスチックシート(透明な樹脂製)の装置です。透明なマウスピースをご自分で取り外しをして、使用します。当院では装置の改良のための研究を続けています。

読書ささき矯正歯科日記 『学会発表』: 2007年秋2007年春2006年秋2006年春

【セラミックブラケット】


目立たないセラミックブラケット矯正治療中少しでも装置を目立たなくさせるために、当医院ではすべての患者さんに、前歯には目立たないセラミックの金具を標準で使っています。

【ホワイトワイヤー】


目立たないホワイトワイヤーとセラミックブラケットの矯正装置ワイヤーは金属製のため、通常は銀色をしていますが、御希望される方には目立たないホワイトワイヤーも取り扱っております。
(残念ながら、金属性のワイヤーの方が優れている点も多いため、治療の段階によっては使用できない事もあります。)

→見えない装置についてはこちら 鉛筆2舌側矯正(リンガル)

裏側からの舌側矯正装置(リンガルブラケット)

STb,インコグニト,Kurz等の舌側矯正(リンガル矯正)治療を行っております。


全く人目に触れず、見えないため、最近では、舌側矯正(リンガル矯正)治療を行う方が増えて来ています。

裏側に装置をつけるので、全く人に気づかれることはありません。当院では、モデル、キャビンアテンダント、タレントなど、職業上表側に金具を装着できない多くの方が、この装置で矯正治療を行っています。

違和感が大きく歯ブラシもむずかしいため、装置が目立つ上顎だけ裏側から舌側矯正を行い、下顎には表からの通常の装置を使用する「ハーフリンガル」というやり方もあります。
また、矯正用インプラントと併用することで、歯の移動もスムースに行えるようになりました。

ささき矯正歯科では、STb、インコグニト、Kurz等の各種ブラケットを取り扱っておりますが、それぞれ開発コンセプトが異なるので、どれが良いとは一概には言えません。また、舌側矯正(リンガル矯正)は、発音や歯磨きの問題等、短所もございますし、患者様の歯並びによっては、舌側矯正(リンガル矯正)が難しい場合もあります。

しかしながら、やはり装置が全く見えないと言う事は素晴らしいことですので、見た目が気になる方には、是非おすすめしたいと思います。

鉛筆2ささき矯正歯科日記「インコグニト・リンガルブラケット

※ムーシールドやチンキャップは、小児の反対咬合でよく用いられる装置です


【ムーシールド】


ムーシールド3歳から反対咬合に使えるムーシールド。
従来、乳歯列期の幼児は、お口の中に入れる装置の使用が難しいとされてきましたが、ムーシールドは装置の形態がシンプルなため、小さなお子様でも安心して使うことができます。

【チンキャップ】


チンキャップ特に下顎の成長にズレが見られるような場合に多く使用します。
写真は、混合歯列期にチンキャップのみ半年間使用した症例です。
子供の反対咬合の治療前・後

骨格的なズレが大きく、顎が曲がっているような方(顎変形症)は、口腔外科と連携して、顎切手術を行います。


当院は自立支援医療機関に認定されておりますので、顎変形症の方に限り、保険診療が可能です

2週間程度の入院と、手術の前後にワイヤーによる矯正治療が必要になります。
お口の中からメスを入れるので、お顔に傷がつくようなことはありません。横顔を大きく変えることができます。
外科矯正(顎切矯正)・治療前後

歯列矯正用インプラント

矯正用インプラントは、手術の痛みも少なく、歯を効率的に歯を動かすためのインプラントです。


歯が無いところに咬ませるために入れるインプラントとは異なります。
矯正治療後は外す事を前提にしてあるので、小さな形をしており、挿入時の手術自体も、歯を抜くのと同じかもっと簡単に終わります。
インプラントのフックから、ワイヤーにゴムやスプリングを引っかけて、使用します。

(→薬事法について

デーモンや床矯正装置等、各種治療法に対応しています。


【デーモンブラケット】


デーモン(damon)ブラケット凸凹が早くほどけるデーモンブラケットも取り扱っております。金属製なのがが欠点です。

【マルチループ、床矯正装置、非抜歯矯正、ティップエッジ、ベッグ、インビュー等】


この他、マルチループ、床矯正装置など各種治療法に対応しており、デーモン以外にもティップエッジやベッグなど、各種ブラケットを取りそろえております。
セラミックブラケットの中でも特に色味が良くさらに目立たない、インビューブラケットも使用しておりますし、破折の少ないクリアブラケット等も用意しております。
また、口元や親知らずの状態が良い方には非抜歯矯正も行っています。
それぞれの治療法や装置に、利点欠点がありますので、治療計画を立てる際にご相談下さい。また何か御希望やご質問がございましたら、遠慮なくお尋ね下さい。
また、矯正治療終了後、希望される方には歯の、ホワイトニングを行いさらに美しく仕上げることも可能です。